【小説】「Unnamed Memory」
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読者を熱狂させ続ける伝説的webノベル、ついに待望の書籍化! 「俺の望みはお前を妻にして、子を産んでもらうことだ」 「受け付けられません!」 永い時を生き、絶大な力で災厄を呼ぶ異端——魔女。強国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた『子孫を残せない呪い』を解呪するため、世界最強と名高い魔女・ティナーシャのもとを訪れる。“魔女の塔”の試練を乗り越えて契約者となったオスカーだが、彼が望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。
Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王
読者を熱狂させ続ける伝説的webノベル、ついに待望の書籍化! 「俺の望みはお前を妻にして、子を産んでもらうことだ」 「受け付けられません!」 永い時を生き、絶大な力で災厄を呼ぶ異端——魔女。強国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた『子孫を残せない呪い』を解呪するため、世界最強と名高い魔女・ティナーシャのもとを訪れる。“魔女の塔”の試練を乗り越えて契約者となったオスカーだが、彼が望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。
Unnamed Memory II 玉座に無き女王
「その時は——魔女〈ティナーシャ〉を殺すさ」 契約のもと、一年という限られた時間を共に過ごすオスカーとティナーシャ。だが突如二人の前に、ティナーシャのかつての婚約者・ラナクが姿を現す。古き魔法大国の血を継ぐ彼は、新たに国を興すと大陸全土への侵攻を企てて……。その時、オスカーとティナーシャの選んだ道とは——大陸の完全支配をもくろむ巨大魔法と王剣の剣士の、熾烈なる戦争の火蓋が切られる。
Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て
オスカーの呪いも解かれ、契約終了まであと三ヶ月。自分の心に迷うティナーシャの前に、新たな魔女の刺客が現れる。「呼ばれぬ魔女」レオノーラの狙いは、契約者であるオスカーの方で――。国を巻き込んでの魔女と魔女の苛烈な衝突、一つの時代が終わる激動の第三巻。
Unnamed Memory IV 白紙よりもう一度
「私と結婚してくれるんですか!」 「しない。どうしてそうなった」 呪いの打破を願って魔法大国トゥルダールを訪れたオスカーは、城で眠っていた一人の女を連れ帰る。解呪を申し出た彼女ティナーシャは、次期女王として圧倒的な力を持ちながら、なぜか初対面のはずの彼に強い好意を抱いているようで……。 新たになった大陸の歴史、名もなき記憶の上に、再び二人が紡ぐ一年間の物語が始まる。 『このライトノベルがすごい!2020』(宝島社刊)で単行本・ノベルズ部門&同部門新作W1位を取った圧倒的話題作!
Unnamed Memory V 祈りへと至る沈黙
オスカーの呪いを解いたティナーシャは、自国に戻り魔法大国の女王として即位する。別々の道を行き始めた二人の決意とは――。そして、呪いの元凶たる「沈黙の魔女」がついに二人の前に現れる。
Unnamed Memory VI 名も無き物語に終焉を
歴史を改竄する魔法具エルテリア。その魔法具を奪取しようと、オスカーたちに更なる陰謀がしかけられる。今はもう存在しない無数の歴史の上で、二人が知る真実とは――。人の尊厳をかけた問いに向き合う最終巻!
Unnamed Memory -after the end-I
歴史を改竄する呪具エルテリアを破壊したオスカーとティナーシャ。書き換えられた歴史が全て元に戻された世界で再び出会い、恋に落ちた二人だが、彼らは残された九つの呪具を破壊するという使命が与えられ――。
Unnamed Memory -after the end-II
「永らくお待たせいたしました、王よ。貴方の魔女です」 世界外から来た呪具を破壊するため、大陸中を旅するオスカーとティナーシャ。けれどその一方で、かつての祖国ファルサスには不穏な影が生まれつつあった。 突如、隣国を侵略したファルサス国王ディスラルは、城都に来ていたティナーシャを見つけると、王家の直系魔法士たちを殺すよう命じる。それは宮廷を揺るがす凄惨な事件の幕開けで――。 歴史の陰に葬られる逸脱者の戦いが、今語られる。
Unnamed Memory -after the end-III
歴史を改竄する呪具エルテリアを破壊したオスカーとティナーシャ。書き換えられた歴史が全て元に戻された世界で、彼らは残された九つの呪具を破壊するという使命が与えられ——。永き時の物語、第三巻! 【電子特別版】では、ここでしか読めない、約3万字にも及ぶ著者書き下ろしの番外編小説を収録!
Unnamed Memory -after the end-IV
「先に生活できる拠点を作りましょう」 旅を再開したオスカーとティナーシャは、外部者の呪具を探して第三の新たな大陸にわたることに成功した。情報のまったくない謎の大陸を探索する二人。だが、滅びた集落ばかりが残っており、なかなか手がかりは掴めない。そこにナフェアと名乗る不思議な少女が現れ——。 神話の時代に分かたれ、まったく異なる歴史をたどった五つの大陸。その新たなる二つの大陸を舞台に、呪具探索と破壊の旅の旅が始まる!
Unnamed Memory -after the end-Extra Fal-reisia
——彼の子供時代の終わりは、ひどく凄惨なものだった。 幼き少年キーファは、謎多き地下教団のテドラに町を壊滅させされ、幼馴染のミリアムも、姉のように慕っていたレイシアも、町の人々もすべて喪った。 そして時は経ち、教団と対立する軍部に保護され士官候補生となったキーファは、武器密売組織の殲滅作戦の中で一人の金髪の少女と出会う。 彼女こそ、かつて死んだはずの幼馴染で、宿敵である教団・テドラに所属したミリアムで——。 二人の再会は、記憶の奥底に封じられた『地下に眠る大きな卵と、その扉』の真相へと繋がっていく。 『Unnamed Memory -after the end-』第4巻に登場した、「檻中大陸」編の〈扉〉の謎が明らかになるスピンオフ小説! 【登場人物紹介】 〈キーファ〉 第十六部隊に所属する士官候補生の青年。異能者でエギューラを操ることができ、武器の知識にも富んでいる。 〈ミリアム〉 キーファの幼馴染。教団・テドラの襲撃により死んだと思われたが、再び彼の前に現れる。しかし彼女にキーファの記憶はないようで……。 〈レイシア〉 キーファとミリアムが姉のように慕っていた優しい女性。幼い二人に『地下に眠る大きな卵と、その扉』の話を語りきかせていた。 〈レヴィ〉 新しく第十六部隊の指揮官としてやってきた少将。キーファの上官で、優秀だが破天荒な性格。ユディトに対して、運命的に惹かれるものを感じている。 〈ユディト〉 教団・テドラの第一異階の聖女で、大陸最強の異能者ともいわれる黒髪の美しい女性。「オスカー」と夢のなかで呟く彼女の正体は——。
Unnamed Memory -after the end-V
「さあ、思考会議を始めましょう」 外部者の呪具と、どこかに生まれ直すであろう夫を探して旅をするティナーシャは、久しぶりに戻った魔法大陸で不思議な行方不明事件に遭遇する。大陸のあちこちから思考委員として何人もの人間が同時に攫われ、帰ってこないというのだ。 水の魔女カサンドラの助けを借りて、ティナーシャは一人事件の解明に挑む。そこには世界滅亡回避のために話し合いを繰り返す呪具が待っていた——。
Unnamed Memory -after the end-VI
「ティナーシャ、もう少し頑張れるか?」 世界外からもたらされた呪具を探して、永い旅を続ける逸脱者夫婦。彼らは「翌朝の一人」という都市伝説の存在を知って、その正体を突き止めようと動いていた。 独裁政権の下、移民たちの街を攻撃する基地と、何故か陥落しない都市。両陣営の衝突に関わることになった二人は、そこでとうに死んだはずの人間と再会する。雨が止まない街で待っていたのは、世界崩壊の危機だった。 呪具破壊の旅に結着がつく、新章第六巻。